大串亜由美

Profile

日本ヒューレット・パッカード株式会社にて14年勤務後、コンサルティング会社勤務を経て、独立。グローバリンクを創立。「国際的規模での人材活用、人材育成」をキーワードに、マネジメント、自己主張など、ビジネスコミュニケーション全般の企業・団体研修、各種コンサルティング業務を手がける。12年連続、年間250日以上の研修を行い、「研修女王」と呼ばれる。 著書に『軽く扱われる人の話し方 影響力のある人の話し方』(フォレスト出版)、『”いい人”すぎて損をしてしまう人の 怒る技術』(大和出版)、『アサーティブ―「自己主張」の技術 』(PHPビジネス新書)『15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術』(ダイヤモンド社)など。

Book Information

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当たり前のことをしっかりし、かけ算の成果を目指す。



日本ヒューレット・パッカードに入社し、人事部門で採用、教育人事コミュニケーションなどを担当されてきた大串さんは、現在、年間250日を超えるビジネスコミュニケーションの企業研修の実績を持ち、驚異のリピート率を誇るグローバリンクの代表取締役を勤められています。『15秒でツカみ90秒でオトすアサーティブ交渉術』『アサーティブ-「自己主張」の技術』などの著作も執筆されており、多くのビジネスパーソンに支持されています。CHANEL、三井不動産、ソニーマーケティング、日本ロレアル、明治、京王電鉄、住友重機械、虎屋などの有名企業の教育研修を担当し、「研修の女王」と呼ばれる大串さんに、今回は、独立への道、お仕事に対する思いなどをお聞きしました。

ライブに近い感覚で研修を


――研修も含めてご多忙だと思いますが、普段のお仕事内容も含め、近況をお聞かせください。


大串亜由美氏: 基本は物書きではなく研修の講師をしていて、企業向けの研修を、朝9時から5時半ぐらいまで毎日行っています。その合間に客先に行って打ち合わせたり、夜からは1対1のコーチングをしたり、ほぼ毎日走り回っているという感じです。生まれて初めて会った人と、1日か2日で成果を出すという仕事です。カタい会社からフランクな会社まで、女性中心のオフィスや男性中心の職場だったり、日本やアメリカ、あるいはフランスの企業まで、毎日多種多様な団体や人と話をしています。何本かの基本になるプログラムをお客さんのニーズに合わせて変えているので、逆に言えば同じようなことを、毎日違う人に向かってしゃべっているという感じでしょうか。ですが、その会社ごとにフィットする例題、単語を考えて使い分けが必要です。目の前にいる人に集中して、顔を見ながら「この人のキーワードはこれだよね」といったように、感覚的に自分の中から出てくるんだと思います。歌手の人たちも、プログラムや歌うタイトルは決まっているけれど、その時のお客さんに合わせてペースや調子を変えていますよね。たぶん私もそういうライブに近い感覚で毎日仕事をしているんだと思います。

――現在に至るまでの歩みを、幼少時代から遡ってお聞かせ下さい。


大串亜由美氏: 小学校の図書室で「年間で一番多く本を借りている人」として名前が載るぐらい、小さい頃はよく本を読んでいたんです。小学校の図書館にある、いわゆる名作集というようなものは読破していました。中学校までは、本当によく本を読んでいましたが、それ以降は、あまり熱心な読者ではありません。仕事で、ドラッカーやカーネギー、ビジネスコミュニケーション系、マネージメントの基本などといった本はたくさん読んでいます。でもそれらの本は資料として読んでいるので、自分の欲しているキーワードを拾っていくという感じです。小説などは、旅行に行く時の移動中に簡単に読むぐらいで、昔ほど読まなくなりましたね。

――中学、高校時代で印象に残っていることはありますか?


大串亜由美氏: 中学の時、とてもいい国語の先生に会えました。その先生は授業で教科書を音読させていたんですが、今の仕事における話し方の基礎はそこから学んだのだと思っています。その時の音読は「きちんと読む」という練習だったと思うのですが、同じ本を、声を出してみんなで読み、間違っているということに気が付いたら手を挙げて、「てにをはを抜かした」とか、「てにをはを間違えた」などと指摘するんです。そのトレーニングが今となっては凄く生きていていると感じています。研修などで受講者の方にテキストを読んでもらうと、正しく読んでいない人が多いです。漢字が読めないとかではなく、「今日は」のところを「本日は」などと勝手に読んだりします。声を出して読めるということは簡単なことではないということが分かったので、音読は今もやっています。

アサーティブが根本となっている環境


――成城大学卒業後、HP(ヒューレット・パッカード)への就職を決められた理由はなんだったのでしょうか?


大串亜由美氏: 小学校から短大までずっと一貫の学校だったので受験を1度もしたことがなく、初めて社会にでるという時も、親の意見がかなり大きな理由の1つでした。今では有名な日本HP、その頃は横河HPの時代でしたが、何をしている会社かも知らず、色々な条件と親の意見も踏まえて、就職することにしたんです。

――HPでのお仕事と今のお仕事において、繋がっていると思われることはありますか?


大串亜由美氏: 私は今、アサーティブということを推奨しているのですが、HPという会社は、ヒューレットさんとパッカードさんという人格者が作った、アサーティブを信じられる会社なんです。HP Wayというのに私は心底納得していて、「男も女も、若くても年を重ねていても、いい環境さえ整えばいい仕事をする。だから会社やマネージメントの仕事は、そのいい環境を提供するものなんだ」という性善説が根本にある会社なんです。私はアメリカのヒューレットパッカードにも2年ほど勤務していましたが、アメリカでは普通、麻薬のテストがあったり、色々と取り締まりがあるそうなのですが、当時のHPでは全くありませんでした。「みんなで力を合わせて、儲けた分はみんなで分けようね」というボーナス制度で、小学校から大学まで一貫校の成城学園も、全人教育といって「みんなそれぞれいいところがある」というアサーティブが基本にあったんです。私はこの仕事を始めて、改めてアサーティブという言葉を知りましたが、振り返ってみると元々そういう環境にいたということに気が付きました。

――ずっとそういう環境にいて、それが定義づけられたのがHPに入社された後だったわけですね。


大串亜由美氏: そうなんです。だから色々な人の本を読んでも、「分かる分かる。でもそれって当たり前のことじゃないの?」と感じることがたくさんあって、それを自分のフィルターに通したり、自分の言葉で人に伝えてあげれば、ヒントを得られる人は多いんだなということに気が付いたんです。

――ビジネスの世界は、「出し抜いてやろう」という競争感覚が当たり前のように語られていますが、性善説を基本にするということも大事なのですね。


大串亜由美氏: 私のアサーティブの研修でも必ず言っていることなのですが、“本気”のWIN―WINなんです。ビジネスはきれいごとではないので、時にハッピーエンドにならないこともあるし、厳しい決断を下さなきゃいけないこともあるけれど、その時々で誠意をつくすこと。できもしないのに「できます!」といって迷惑をかけるのもいけないし、オーダーを出すつもりもないのに「そのうちね」と言って縛っていてもいけない。自分のためにも相手の為にも、無理なことは無理と、ちゃんと誠意をつくして言うというのがアサーティブなんです。だからこそ、耳に優しい言葉や甘い言葉ではなくても、きちんと伝えることが大切なんです。

80%ルールと120%ルールで仕事をうける


――仕事をしていく上で、大切にしていらっしゃることはどのようなことでしょうか?


大串亜由美氏: 私には「80%ルール」と「120%ルール」と言っているものがあるんです。クライアントから「これをやって」と言われた時は、相手が自分を選んだ目を信じることが大事。できそうもないことを頼んでくる人はあまりいないので、頼まれた時は、100%の自信は無くても、80%大丈夫だと思ったら引き受ける。そして自分の中では120%で返すという気持ちを持っているんです。すごく優秀で慎重な人は、100%の自信がないと受けないのですが、それではもったいなさ過ぎると思うんです。100%は自分の尺度の100%だから、相手にとっての100%じゃないかもしれない。自分の中で30%で引き受けてしまうと無責任だと思うけれど、80%できると思ったら引き受けるんです。そして、120%で返せるような気持ちで頑張ればいいんです。

――独立した時はどのようなお気持ちだったのでしょうか?


大串亜由美氏: 最初は1人で立ち上げて、研修という仕事は在庫もいらないし、「つぶれても死なないし(笑)、借金もしなくていいから」と、気軽にスタートしました。HPに勤めていた時に、ちょっとしたきっかけがあって、「このまま勤めるのはやめて、少し休もう」と思ったんです。でも結局、私は休む体質ではないから、ご縁があって、今まで社内向けにやっていた研修を、10人ぐらいの小さな会社でお金をもらってやるようになったんです。その会社には7年間いたのですが、会社と自分の方向性がだんだん分かれてきたかなと感じていた時に、HP時代の上司から「起業してみたら?」というクリスマスカードが届いたんです。その後に色々な雑誌を見ていたら、「12年に一度のチャンス」などと占いにも書いてありましたし(笑)、私の周りの商売している人たちからも「やった方がいい」と後押しされたのもあって「そうだよね!」という感じで、第一歩を踏み出しました。

壁にぶつかったら、ドアを作って進もう


――新入社員時代から独立を経る間に、辛いことや挫折してしまいそうなことはありませんでしたか?


大串亜由美氏: よく「壁にぶつかったらどうするんですか?」と聞かれるのですが、壁にはぶつかっちゃいけないし、乗り越えてもいけないと思っています。壁に見えても、ドアが閉まっているだけかもしれないから、まずはノックしてみるとか、隣の人からカギを借りてみるとか、違うなと思ったら違う扉を探すんです。壁をよじ登るなんて、はしたないことをしてはいけません(笑)。そういえば、このオフィスも元々は3つの小さな部屋をつなげているんです。最初は1つの小さい部屋からスタートして、壁を外して部屋を広げてきました。それと同じように、ドアさえついていない壁ならドアを作っちゃう。それでも開かなかったら、「ああ、私のドアじゃないんだ」と思えばいいんです。



――大串さんにとって仕事とはどんな存在ですか?


大串亜由美氏: 年間250日ぐらい研修をしていて、その合間も色々なことをやっていて、「なんでそんなに元気なの?」とか、「よっぽど仕事が好きなんだね」と言われるのですが、好きだけではできないです。好きでやっているんだったらそれは趣味だし、お金ももらわない。だから好きか嫌いかと聞かれても分からないというか、自分にとっては息を吸っていることのように、当たり前のことです。当たり前だからこそきちんとやるべきことというがあるでしょ?その1つでもおろそかにすれば、その後がどんどんつまずいちゃいますよね。

――当たり前のことを、当たり前のようにしっかりとこなすことが大事ということですね。


大串亜由美氏: そうなんです。ただ、その当たり前のことを当たり前にするというのが、意外と仕事の中では難しいんです。ついつい「ウルトラCを狙おう」とか、「何か一発逆転を狙おう」と考えてしまう。傾聴という聞くトレーニングにおいても「何か鋭くて、相手がう~んと唸るような質問はないですか?」という話によくなりますが、実際はそんなものないんです。だから本気で相手に興味を示して、観察する。そして相手に聞いてもらえる単語をきちんと拾って、それをぶつけていけばいいだけ。私の本を読むと、言われてみれば当たり前のことが書いてあるのですが、実際やってみるとなかなか難しいし、やってみたら効果があがったと言われることが多いです。

――研修において大事だと思われていることはありますか?


大串亜由美氏: 覚えたことを一生懸命やろうとしていると、目の前の人を無視してしまうことになりかねません。もちろん私も練習と準備をたくさんしますが、「用意してきたから絶対言わなきゃ」とは思わない。最初の頃はもっとたくさん喋っていたと思うのですが、何年もやってきて、言わなくてもいいこととか、「別に、自分がシナリオ通りに喋る場所ではないんだな」ということに、だんだんと気が付いてきたのだと思います。

――伝えることの深みは増していっているけれど、話す言葉の数自体は減っている感じですか?


大串亜由美氏: 少し減らしています。私は「えーと」とか「あのー」といった言葉はあまり言わないので、私が喋っている言葉を書き起こすと、文字数としては多くて、内容の量は多いと思いますが、余計な言葉は少なくなっていると思います。

本の中の情報を自分で取捨選択して、きっかけをつかんでほしい


――本を書かれる時は、どのような感じなのでしょうか?


大串亜由美氏: 書く時は、基本的に自分の研修でお教えしていることを本にしているので、自分がしゃべっているのをテープに録音したりしながら、編集の人と一緒に作り上げていきます。私が一から全部書いているわけではなくて、自分が研修で伝えていることを、順番を変えたりします。研修の会場で直接話せば通じることでも、「本で読む場合にはこれじゃ通じないな」と思う部分は後から書き足したりしながら作業します。だから私の研修を受けた人からは、本を読んだ後「大串さんがしゃべっているみたい」とよく言われます。

――出版のきっかけとはどのようなことだったのでしょうか?


大串亜由美氏: 研修を始めて色々なことをやっていくうちに、なんとなく「いつかは本を出したいな」と思うようになったんです。たまたま週刊誌から取材を受けたりとか、リクルートの雑誌に載ったりしているうちに、ある時、すごく熱いタイプの編集者を紹介されたんです。「研修を受けられる人には限りがあるわけだから、色々な人に伝えていきましょうよ」と言われました。編集者の目利きという部分もあったと思いますが、その人との出会いがたまたまいいマッチングだったんです。やっぱり人との出会いが重要ですね。



――本を書く時に、考えられていることはありますか?


大串亜由美氏: 私はリアルな研修に勝る物は無いと思っていますが、そのほんの少しのエッセンスだけでも本で伝えられたらいいなと思っています。私はビジネスコミュニケーションの本を書いているのですが、ビジネスにおいて、やっぱりコミュニケーションは大事です。難しくはないけれど、ナメていたらいけないと考えているんです。だから「意識すれば、今の状態からワンランク、ツーランクは必ずレベルが高まるものなんだ」ということを知ってもらいたいと思っています。それが私の本の狙いです。

――自分を変えていけるかも、と考えるきっかけにもなりそうですね。


大串亜由美氏: そうですね。研修を通してお会いする皆さんは凄く一生懸命で、熱心。地力があるのに、ほんの少し言い方が上手くいかないとか、ほんの少し聞き方が上手くないだけで評価されていなかったり、そういった上司との間で悩んでいる人を目の当たりにすることもあります。そういうことを解消できる道があるんだということを私の本を読んで知ってもらいたい。ただ、私が研修でお伝えしているのは、「本は鵜呑みにしちゃいけない」ということ。全てが目からウロコというのもなんだかおかしな話だし、かといって何も吸収しないで本を読み終えてしまったら、時間を無駄にしてしまうことになる。だから、何かしら得られるなとか、「ここは自分とは違うな」とか、両方の目線で読んでくださいと伝えています。

――テレビのように受動的に見るのではなくて、能動的に本を読むということですね。


大串亜由美氏: そうですね。自分の中で選んでいく。「これは頂こう」という人もいるかもしれないけど「私はやらない」とか、取捨選択してほしい。それは研修でも同じで、研修で言っていることが全て正解ではないのです。大事なのは自分で何をすべきか考えるということです。

本を作るのは共同作業。主役はいない。


――本が出た時は、どのようなお気持ちでしたか?


大串亜由美氏: 凄くうれしかったです。書いている時もとても楽しかったけれど、最初に本屋さんに本が並んだ時は、のぞき見をしたくらいうれしかった。本を持っている人に、買って
買って買ってー!と念力を送ることもありました(笑)。本屋さんに行って、「サインください」といきなり言われて、その場で子供が書いたみたいな字のサインをしてしまいました。あの時は、「きちんとサインを考えておけばよかった」と思いましたね(笑)。今でも毎回本が出る度に、すごく楽しいです。

――大串さんにとって、理想の編集者像というのはございますか?


大串亜由美氏: 本を作る時には、編集者、著者、時には文章を整えてくれるライターさん、あとは装丁作るデザイナーさんなど、色々な人がいますよね。本を作るのは共同作業なので、誰が主役ということはないと思うんです。どの仕事でもそうだと思うのですが、かけ算の成果になることが大事。「先生のおっしゃる通り」とかいうのはNGだと思うし、一方で変に職人気質で「譲れない」とか、「ここは絶対こうだ」などというのもいけないと思うので、お互いにいいものを作ろうという思いと、意見を戦わせあって、最後にきちんとコンセンサスをとっていこうといった、情熱と伝える力。そういうものを持っている人がいいかなと思います。

――今でも本屋さんへ行かれることは多いですか?


大串亜由美氏: もちろん行きます。私はここ最近本を出していないので、平積みにはないですけど、自分の本を覗いてみたりもします。本屋に行くと、まずは新刊を見て、それからビジネス書のところを見て、あと私も何冊か出しましたが、最近は新書が面白いと思っているので、新書のところを見ます。

――電子書籍に関してはどのようにお考えでしょうか?


大串亜由美氏: 上手く使えれば私の仕事と親和性があるのだろうとは思いますが、電子書籍の使い方がまだ全然分からない状態です。

――ウェブの連載も含めて、今後の展望をお聞かせください。


大串亜由美氏: 最初の本以降は、出した本を読んでくださった方からのコンタクトに応えたものが多いんです。私は基本的には声を掛けて下さった方の目を信じるタイプなので、声が掛かればまた考えるかもしれません。ただ、アサーティブとプレゼンテーション、それから傾聴力に関しては、もう相当本を出したなと自分でも思っています。今私は、高級ブランドの研修もたくさんしていますがそういうところは、品物ももちろん大事ですが、接客の時のコミュニケーションはもっと大事。お客様はダイヤを買いに来ているわけではなくて、例えば、結婚記念日を彩るメモリーを買いに来ているわけだから、そういうものを引き出していかないといけない、といった内容の研修です。だから「何サイズをお探しですか?」ではなく「今日はどんなイベントがあったんですか?」とか、「何色がお好きですか?」ではなく「普段はどんな物をお召しになるんですか?」と聞かなくてはいけない。結婚記念日のお祝いを買いに来たのなら、「何カラットですか?」ではなくて「素敵なご主人様ですね」と言わなければいけないんです。そういう風に接すると、また行こうかなと思ってくださるかもしれないし、敷居は上がらないですよね。そういったことを、本にしたいなと思っています。

(聞き手:沖中幸太郎)

著書一覧『 大串亜由美

この著者のタグ: 『コミュニケーション』 『海外』 『女性』 『考え方』 『働き方』 『教育』 『起業』 『ルール』

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