夏川賀央

Profile

1968年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。 大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家として活躍中。人材プロデューサーとして各分野の異才たちを発掘し、ネットワークを通じた“非組織プロジェクト”で多くのビジネスをしかけ、成功させている。舞台裏での活躍が主だが、プロデュース、ペンネームなどでビジネス、自己啓発に多数の著書を送り込んでいる。 著書に『すごい会社のすごい考え方』(講談社)、『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』(SBクリエイティブ)、訳書に『武士道』(致知出版社)などがある。

Book Information

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「できること」から行動を変えていく


――チャレンジを重ねられます。


夏川賀央氏: 生きていれば、悩みや迷いも生まれます。何かしらのアクションが必要になってきますが、その時実際に行動するかどうかで結果は変わるのです。だから、「悩むならまず動け」を自分自身にも課しています。最初から大きなことをする必要はありません。できることから動いていくという連続で、自分が変わったり、悩みが解消されたり、壁を越えられるのだと思います。僕は公私混同と言っていますが、「楽しい」が理由でいいし、失敗したら「上手くいかなかったね。次は何をしようか」でいいのです。勉強会に来て、「こんなことを考えています」と言ってもらうだけで、何かが始まるかもしれない。変わるというのは、実は簡単なことなのです。

その連続でチャンスが巡ってくるわけですが、その時に「自分なんかまだまだ」とは思わないでほしいですね。せっかくのチャンスを自らで判定した能力で、断ってしまってはもったいない。次の機会がいつあるか分からないのです。僕も本を書いた時に、「このレベルの著者がビジネス書を書くなんて信じられない」とさんざん言われましたが(笑)、だったら今の自分のレベルで書けることはいったいどんなことなのかとか、読者をどうやって喜ばすのかをしっかりと考えればいいのです。それでもダメだった時は、意識を入れ替え、次の新しいことを始めていけばいいのだと思います。

今はSNSなどの発達で、今までよりさらに「つながり」が容易になっています。ひとりひとりのチャレンジや試みは拡散され、きっとどこかで繋がっていきます。僕自身もこれを出版業界のチャンスと捉え、まだ見ぬ面白い人をどんどん見つけて、今まで以上につなげていきたいですね。

(聞き手:沖中幸太郎)

著書一覧『 夏川賀央

この著者のタグ: 『コンサルタント』 『コミュニケーション』 『チャレンジ』 『組織』 『科学』 『学者』 『考え方』 『生き方』 『働き方』 『出版業界』 『ネットワーク』 『歴史』 『ビジネス』 『研究』 『人生』 『研究者』 『アカデミズム』 『企画書』 『編集者』 『書き方』 『科学者』 『つながり』

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