美容と健康で豊かな社会を実現する
――『赤ちゃんができる子宝ごはん』が好評です。
山田光敏氏: 子どもを授かる率が高くなると言われる “子宝メニュー”なるものがあります。ただし、無条件に食べれば良いというのではなく、周期を通して、栄養バランスを考慮することが大切です。メニューだけでは、意味がありません。「この周期は、こういうメニューを朝昼晩で食べましょう」という書き方をしました。
妊娠の時期は各人様々なので、季節によって手に入りにくかったりする食材であっては困ります。ですから、なるべくオールシーズンで購入できる素材にしてもらいました。ちゃんと続けられるように、食費についても考慮されています。この本を作るのには苦労しましたが、今までにない本に仕上がっていると思います。
――様々な年代をサポートされています。
山田光敏氏: 高齢者の問題にも取り組んでいます。高度高齢化社会迎える日本の次なる課題は、「どれだけ健康な状態で長生きできるか」です。長生きは出来たけれども、ずっと寝たきりではもったいないですよね。「自分の足で歩ける高齢者を増やす」というのが、私の次の目標です。美容と健康の側面からそれをサポートしたいですね。
私たちの資格は、医者の役割で足りないものを補うという位置付けにあります。医療の中で救われない方というのも、残念ながら存在します。そうした方々に、改善できる、良くなるという、希望を与えられる存在でありたいと思います。「こうした症状なら、治療院に行けば良くなる」と思えるような業界にしていきたいと思っています。
(聞き手:沖中幸太郎)
著書一覧『 山田光敏 』